─クリスマスのお話「クリスマスとは?クリスマスの楽しみ方」クリスマスに贈る花2019年─

花で楽しむクリスマス クリスマスには花をプレゼント

クリスマスのお話
クリスマスとは?クリスマスの楽しみ方

現在、2019年のクリスマスに向けて特集を企画中です。2019年のクリスマス特集をお楽しみに!

心あたたまる、それぞれのクリスマス

クリスマスとは?クリスマスの楽しみ方

クリスマスとは?クリスマスの楽しみ方

心躍る冬の一大イベントといえば、やはり12月25日のクリスマス。今年は誰とどこで過ごそうか、どんなプレゼントを贈ろうか…と、誰もが楽しみにしているクリスマスですが、クリスマスとはそもそもどんな日なのかはあまり知られていないのではないでしょうか。
そこで「クリスマス」に関するさまざまな豆知識をご紹介します。

クリスマスとは?

クリスマスはイエス・キリストの降誕(聖人や神様などが誕生すること)をお祝いする日です。このことから「降誕祭」とも呼ばれます。 よく「クリスマスはキリストの誕生日」と言われることがありますが、新約聖書ではキリストの生まれた日を特定していないため、誕生日ではないという説が有力です。
キリストが誕生した当時は「誕生日」という概念が一般的ではなかったため「生まれた日」はそれほど重要視されておらず、加えてキリスト教では各聖人の命日の方が「記憶日」として祝日に制定されるほど重要であったためという理由もあります。
なお、キリストの記憶日では、復活祭(イースター)が最も大切な日となります。復活祭とは、キリストが十字架に架けられた三日後に蘇生・復活を果たした、という奇蹟を祝うもので、キリストの一生涯で最大の奇蹟と称されています。復活祭は「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」です。
キリスト教においては、復活祭はクリスマスよりも意義深いものですが、一方でクリスマスは復活祭と変わらないほどの認知度があります。キリスト教国ではない日本では、復活祭よりもクリスマスのほうが有名なくらいです。
では、どうしてクリスマスがここまで世界中に広まり、大きなイベントとなったのでしょうか。
諸説ありますが、まだキリスト教がヨーロッパ各地に行き渡っていなかった紀元後2〜4世紀頃、ローマ帝国の国教化政策の一環として、土着の風習や新興宗教の冬至や新年のお祭りなどとキリスト教が融合し、クリスマスという形になったのではないかと言われています。
このように厳格なキリスト教色が薄いことや、毎年日付が変わる復活祭と違い、降誕祭は決まった日(12月25日)に行われるのでより覚えられやすかったことなどが、クリスマスが広まった要因とも考えられます。

イエス・キリストと降誕教会

イエス・キリストはヨルダン川西岸に位置するベツレヘムの家畜小屋で生まれた、と新約聖書に納められた福音書に記述があります。聖母マリアはヨセフとの婚前に天使ガブリエルから受胎告知を受け、神の子を宿していることを知りました。
キリストが生まれたとされる場所には、339年のローマ帝国コンスタンティヌス帝の頃に「降誕教会」が建立されました。その降誕教会は、6世紀に火災で失われました(その後、ユスティニアヌス帝の時代に再建され現存)。そして1882年、降誕教会に隣接してローマカトリック教会の手で「聖カテリナ教会」が建てられ、現在に至ります。
「聖カテリナ教会」では、クリスマスイブから25日にかけて例年大規模なミサが行われます。全世界に向けてテレビで生放送されるため、ご覧になったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なお、降誕教会・聖カテリナ教会及び周辺の巡礼ルートは、2012年に世界遺産に登録されています。

クリスマスとはどういう意味?

クリスマスは英語でChristmasと綴ります。これは「キリストのミサ」という意味です。Christはキリスト、masはミサ(礼拝)を表します。
Xmasはギリシャ語表記の由来です。このXは英語のエックスではなく、ギリシャ語表記の「キリスト」の頭文字から来ています。
masは礼拝を意味しますが、礼拝とはカトリックにおける「聖体の秘跡」を伴う礼拝を指します。聖体の秘跡はパンや葡萄酒を口にする儀式で、パンがキリストの身体、葡萄酒が血にあたり、それを受け取って秘跡(神の恵みのしるし)を感じるという、礼拝の中でも最重要儀式です。つまりクリスマスとは、キリスト教の(聖体の秘跡を伴う)礼拝儀式を意味するのです。
ちなみに正教会やプロテスタントなど、その他の教派は礼拝儀式を「ミサ」とは呼ばず、単に「礼拝」と言います。そのため正確には「クリスマス」とはカトリック用語となりますが、ローマ帝国の国教はカトリックであったため、この呼び方のまま広まったのかもしれません。
なお、ヨーロッパではクリスマスのことを「聖夜」「降誕」といった呼び方をする国が多くあります。

クリスマスイブとはどういう意味?

クリスマスイブの「イブ」とはeveningの古語で、前夜ではなくクリスマスの夜を指します。
キリスト教以前のユダヤ暦と、それを踏襲する教会暦では、日没が日付の変わり目とされています。そのため12月24日の日沈から25日の日没までがクリスマスとなり、クリスマスイブとはすでにクリスマスに含まれている24日の日没から深夜までということになります。
教会や宗派によっては、一般の暦と現在の慣習にならい、25日0時からをクリスマスとすることもありますが、いずれも「クリスマスイブ」という名称を「クリスマスの前日の夜」と捉えることはないようです。

クリスマスとはいつからいつまで?

クリスマスの本場ヨーロッパでは、クリスマスへのカウントダウンは11月30日の「聖アンデレの日」(アンデレとはキリストの使徒の一人)に最も近い日曜日に始まります。この日からクリスマスイブまでの約4週間はアドベント(待降節・たいこうせつ)と呼ばれ、「キリストの誕生を待ち望む期間」にあたるのです。この期間にクリスマスマーケットでプレゼントを選んだり、自宅のツリーを飾り付けたりと、人々はクリスマスに向けて準備を始めます。
その後、12月25日が過ぎても、キリスト教のクリスマスはまだ続きます。年明け1月6日の公現日(エピファニー)までが降誕節とされており、クリスマスツリーやリースなどもこの日まで飾り付けられることが一般的です。 公現日とは、東方の三博士が初めて幼子イエス・キリストを訪問・祝福した日で、異邦人の前に救い主が現れた日とされています。

クリスマスとは何をする日?

クリスマスとは何をする日?

イエス・キリストの降誕をお祝いするためにあるクリスマス。キリスト教国ではどのように過ごすのでしょうか。
「クリスマス」の言葉通り、本来キリスト教徒はこの日は教会に赴き、聖書朗読をしたり、神父様(プロテスタントは牧師様)の説教を聞いたり、お祈りを捧げたりする礼拝(カトリックではミサ)に参加します。「もろびとこぞりて」や「ひいらぎかざろう」といったなじみ深いクリスマスの讃美歌を歌うことも。多くの教会ではキリスト教徒でない方々にも常時門戸が開かれているので、クリスマスの時期になるとキリスト教徒ではないたくさんの方も礼拝・ミサに参加します。
クリスマスの時期は、こういった人々に合わせてわかりやすい説教や儀式を行うところもあります。教会によっては著名な音楽家や説教者を招くところもあるほど。
クリスマスのキャンドルサービスも、特別な聖夜にのみ行われる儀式の一つです。一人一人が手にキャンドルを持ち、隣の人から隣へと順に火を灯していきます。キリストは聖書の中で「人々を照らす光」に例えられ、キャンドルの火がキリストを象徴し、キリストがこの世に生を受け地上に光をもたらしたことを再現しています。
このように、クリスマスの礼拝・ミサは、みんなでイエス・キリストの降誕を喜び、お祝いする日なのです。クリスマスには教会に赴き、本来のクリスマスの過ごし方を体験してみてはいかがでしょうか。
なお、聖体の秘跡(カトリックの呼び方。他教派は聖体儀礼、聖餐式・せいさんしき)は洗礼を受けた人のみが対象となります。

【クリスマスの楽しみ方】クリスマス・キャロルを聴く・歌う

クリスマス・キャロルとは、イエス・キリストの降誕に関連した歌を指します。もともとキャロルは民謡から始まり、宗教儀式の中でしばしば使用されたことから、讃美歌の一種としても捉えられています。現代ではキャロルと言うとクリスマス・キャロルを指すことが多く、アドベントから始まるクリスマス期間に歌われてきました。
前述のように礼拝の中でも讃美歌として歌われます。代表的な「きよしこの夜」や「荒野の果てに日は落ちて」、「We wish you a Merry Christmas」などは、クリスマスシーズンになると日本でもよく耳にする有名な曲です。
このクリスマス・キャロルを題材にした映画や小説、ミュージカルなどもたくさんあります。クリスマスに鑑賞すると気分がいっそう盛り上がりそうです。

【クリスマスの楽しみ方】サンタクロースからプレゼントをもらう

子どもにとっての、クリスマスの一番の楽しみはサンタクロースからのプレゼントではないでしょうか。24日の夜は、ドキドキしながら眠りについたことを懐かしく思う方もいらっしゃるでしょう。しかしながら「サンタクロース」は、直接はキリスト降誕と関わりがないことをご存知でしょうか。
サンタクロースのモデルは、4世紀頃に実在していた東ローマ帝国・小アジアのミラの司教であった聖ニコラウスと言われています。聖ニコラウスは、無実の人を死刑から救ったり、罪人を改心させたりといった慈悲深い聖人として語り継がれてきました。サンタクロースの由来に最も近い聖ニコラウスの逸話は次のようなものです。
あるところに貧しさにあえぐ一家があり、その一家は三人の娘を身売りさせなくてはならないほど追い込まれていました。それを知った聖ニコラウスは真夜中にその一家を訪れ、窓から金貨を投げ入れます。その金貨は暖炉に吊るされていた靴下の中に入り込み、この金貨によって一家は娘たちの身売りを避けることができました。
こういった聖ニコラウスの行いがいつしかクリスマスと結びつき、良い行いをしている子どもたちにプレゼントを届けにきてくれると信じられるようになりました。
聖ニコラウスの記憶日(命日)は12月6日。クリスマスにほど近いことからも、聖ニコラウス=サンタクロースとして取り入れられやすかったのかもしれません。ドイツでは、12月6日は「聖ニコラウスの日」であり、この日にサンタクロースが子どもたちにお菓子を届けにきてくれると信じられています。

【クリスマスの楽しみ方】クリスマスプレゼントを贈り合う

サンタクロースからとは別に、クリスマスには家族間や恋人同士でプレゼントを贈り合うことも。マフラーや手袋といった季節のアイテム、愛する人にはアクセサリーやジュエリー、また赤バラなどを使ったクリスマスらしいフラワーギフトなど、思い思いのクリスマスプレゼントが人々の間で交わされます。
クリスマスプレゼントの風習は、サンタクロースの逸話とは別に、キリストが生誕した際にやってきた東方の三博士が黄金・乳香・没薬(もつやく)を贈ったことにも由来していると言われています。
また、クリスマスプレゼントによく選ばれる花といえばポインセチア。ポインセチアの原産国はメキシコで、日本はもちろん、ヨーロッパをはじめとした他の国々でも「クリスマスの花」として古くから親しまれています。この時季ならではのポインセチアの花は、クリスマスにふさわしいプレゼントとして人気があります。

【クリスマスの楽しみ方】メリークリスマス!のあいさつ

クリスマス期間によく交わされる挨拶と言えば「Merry Christmas(メリークリスマス)!」。クリスマスカードを贈り合う習慣のある海外では、この時期「メリークリスマス」と大きく書かれたグリーティングカードが店頭を賑わせます。
英語でMerryは「楽しい」「愉快な」という意味。「Merry Christmas」は、「楽しいクリスマスを!」や「良いクリスマスを!」といった気持ちが込められています。
なお、宗教の違いから、多民族国家であるアメリカなどでは、クリスマスの時期は「Merry Christmas(メリークリスマス)」よりも「Happy Holidays(ハッピーホリデイズ)」と挨拶を交わすことが浸透しつつあります。

【クリスマスの楽しみ方】クリスマスツリーやリースを飾る

クリスマスに欠かせないものと言えば、クリスマスツリーやリースですが、実はクリスマスツリーやリースはキリスト教とは直接関係はありません。
クリスマスリースについては、北欧に住んでいた古代ゲルマン民族やヴァイキングの冬至のお祭り「ユール」で使用されていた常緑樹のリースが起源ではないかと言われています。
クリスマスツリーについては、当時のローマ帝国がゲルマン民族に対してキリスト教を広めるため、ゲルマン民族が信仰していた樫の木を同じ常緑樹であるモミの木に替えて、クリスマスの風習として残すようになったという説があります。
そんなクリスマスツリーやクリスマスリースでは、キリスト降誕祭ならではの赤・緑・白のクリスマスカラーをよく使いますが、この色にも意味があります。
まず、代表的な赤はキリストに関わる色であり、「太陽の炎」や「寛大な愛」を象徴する、宗教的にも意味深い色です。
そして緑はツリーやリースのベースカラーとなり「生命力」や「永遠」を意味します。直接キリスト教とは関係ないのですが、冬でも緑を茂らせる常緑樹の強い生命力は永遠を感じさせます。そこから転じてキリスト教における神の永遠性に繋がることとなりました。
白もまた土着信仰に由来しているとされ、雪で覆われたヨーロッパを模しているのではないか、という説もあります。キリスト教では「純潔」「潔白」を意味し、クリスマスカラーとされています。
さらに、オーナメントそのものにもクリスマスならではの意味があるのです。クリスマスツリーのトップに飾られる星は、キリストが生まれた夜、ベツレヘムから臨めた星を表していると言います。また、「世界を輝かせる光」に例えられたキリストを象徴するキャンドルや、キリストの受難を表すヒイラギの葉なども、クリスマスならではの飾りつけとなります。

【クリスマスの楽しみ方】クリスマスのごちそう

クリスマスシーズンの楽しみといえば「クリスマスのごちそう」ですが、この風習は実はキリスト教由来ではありません。
もともとは、古代ヨーロッパの人々が冬至のお祭りの時に太陽の力が再び強くなることを祝うため、そして来るべき春に向けて英気を養うために美味しいごちそうやお酒を飲んで景気づけをしていたことが起源とされています。冬は食べ物を調達することが難しくなるため、人々は質素な食事に耐えながら生活していました。冬至のお祭りとは、春が近づき、その生活に終止符が打たれることを喜んでのお祝いでもあったのです。古代の人々は、このお祭りの7日間ものあいだ飲食を楽しんだと言われています。
現在、世界の国々には伝統的なクリスマス料理やお菓子がたくさんあり、家庭ごとにその味が受け継がれています。年に一度のクリスマスには、大切な方たちとご一緒に思い思いのクリスマス料理を楽しみたいものですね。

まとめ

クリスマスとはキリストの降誕祭であること、また、「キリストのミサ」という意味を持ち、キリスト教徒にとってはお祝いのために礼拝する日となること、またクリスマスの楽しみ方など、クリスマスについての豆知識をご紹介してきました。
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