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毎年夏に訪れる「お盆」や、故人が亡くなられてから初めて迎える「初盆(新盆)」。ご遺族はもちろん、お供えを贈る親戚や親しい方にとっても大切な行事です。 「お盆のお供えには何を選ぶのが正解?」「マナー違反が心配」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。お供え物が集まるお盆の時期において、最も大切なのは「ご遺族の負担にならない実用的な品物を選ぶこと」です。
本記事では、仏教におけるお供えの基本から、おすすめの定番品、迷いがちな金額相場やのしのマナーまでを徹底解説します。さらに、ご遺族に一番喜ばれる「お供え花の選び方」をわかりやすくお伝えします。
お供え物を選ぶ前に、まずは仏教における供養の基本を知っておきましょう。
「お盆」はご先祖様の霊を自宅に迎え、供養する毎年の行事です。中でも「初盆(新盆)」は、故人が四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆のことです。霊が初めて自宅へ帰ってくるため、通常のお盆よりも手厚く供養を行います。親族だけでなく、生前親しかった友人や知人もお供え物を持参して訪問したり、遠方から品物を配送したりするのが一般的です。
五供の教えと、ご遺族の負担軽減という視点を踏まえ、お盆・初盆におすすめの定番品を5つご紹介します。
五供の「花」にあたるフラワーギフトは、お供えの定番です。祭壇周りを華やかにし、ご遺族の悲しみを癒やしてくれます。選ぶ際は、手入れの手間がかからないスタイルを選ぶのが気遣いのポイントです。
五供の「香」「灯明」にあたる線香やろうそくは、毎日使う消耗品であるため、いくつあっても困りません。贈り物としては、上質な香木を使った高級線香や、美しい絵柄の入った絵ろうそくなどが人気です。
五供の「飲食」にあたるお菓子は定番中の定番です。お盆が終わった後、親戚や参列者で「お下がり」として分け合うことが多いため、日持ちがして常温保存できるもの、そして「個包装」になっているクッキーやゼリー、お煎餅などが非常に喜ばれます。
そうめんや海苔、干し椎茸などの乾物も「飲食」のお供えとして人気です。賞味期限が長く、保管場所も常温で良いため、たくさんのお供え物が届くお盆の時期でもご遺族の負担になりません。
季節感のある果物も喜ばれます。丸い果物は「円(縁)」を連想させ、縁起が良いとされています。メロンや桃、ぶどうなどが人気ですが、傷みやすいものは避け、ある程度日持ちのするフルーツの盛り合わせ(カゴ盛り)を選ぶと安心です。
お供え物の中でも特に選ばれることが多い「お花」ですが、どのような種類を選べば良いか迷う方も多いはずです。花のプロの視点から、正解を解説します。
「お盆のお供え花は白菊を中心とした白一色(白上がり)にしなければならない」と思われがちです。しかし、四十九日の忌明けを過ぎた初盆や通常のお盆であれば、必ずしも真っ白である必要はありません。白を基調としつつも、淡いブルーや紫、優しいピンクなどの「色花」を差し色として入れるのが最近の主流であり、寂しすぎない色合いがご遺族の心の慰めにもなります。
お花を贈る際、色以上に配慮すべきなのが「ご遺族の手を煩わせないこと」です。 花束を贈ると、ご遺族は花瓶を用意し、長さを切り揃え、毎日の水換えをしなければなりません。吸水スポンジが入った器にお花が活けられている「アレンジメント」であれば、届いてそのまま祭壇に飾ることができ、水やりの手間も最小限で済みます。
お届け先の状況に合わせて、最適なお花のスタイルを選びましょう。
ご自宅へ配送する場合:アレンジメント。花瓶が不要で、箱から出してそのまま祭壇に飾れるため。
良かれと思って選んだ品物が、実はマナー違反になってしまうこともあります。以下のものは避けましょう。
仏教では「殺生(生き物を殺すこと)」を禁じているため、肉や魚、それらの加工品(ハムなど)をお供えするのはタブーとされています。
ケーキなどの日持ちしない生菓子や、冷蔵庫・冷凍庫のスペースを圧迫するものは、ご遺族の大きな負担となります。常温で数週間以上保存できるものを選びましょう。
バラなど「トゲのある花」は血や殺生を連想させるためNGです。また、ユリの中でも香りが強すぎる品種や、花粉が落ちやすいお花も、仏事には不向きとされています。
品物を送る際の予算や、包み方のルールを確認しておきましょう。
相手との関係性や、初盆かどうかによっても相場は異なります。
通常のお盆の相場:3,000円から5,000円程度(親族・友人問わず)
初盆の相場(親族・親戚):5,000円から10,000円程度
初盆の相場(友人・知人):3,000円から5,000円程度
高額すぎる品物は、逆にご遺族へお返しの負担(香典返し・返礼品)をかけてしまうため、相場の範囲内に収めるのがマナーです。
お供え物には、のし紙(正確には慶事の印である「のし」がない「掛け紙」)をかけます。表書きは「御供」とするのが、宗教や宗派を問わず使えるため最も一般的です。水引の下には、贈り主のフルネームを記載します。
水引(結び切り)の色は、関東など全国的には「黒白」または「双銀」を使用します。ただし、関西地方や西日本の一部では、四十九日以降の法要(通常のお盆や初盆含む)から「黄白(黄色と白)」の水引を使用する風習があるため、相手の地域に合わせて選びましょう。
お供え物は、渡すタイミングや添える言葉も大切です。
お盆の入り(13日)の前日までに訪問するか、お盆期間中(13日から16日)に伺います。初盆の法要に招かれている場合は、その当日に持参します。お供え物を渡す際は、「心ばかりですが、御仏前にお供えください」と一言添えてご遺族に手渡ししましょう。
遠方でお伺いできない場合は、お盆の入り(13日)の前日、遅くとも13日の午前中には到着するように手配します。その際、品物だけを送りつけるのは失礼にあたるため、「お盆(初盆)を迎えられるにあたり、心ばかりのお花(品物)をお送りいたしました。ご仏前にお供えいただければと存じます」といったメッセージカードや添え状を同封すると、より丁寧な気遣いが伝わります。
お盆・初盆のお供え物選びで最も大切なのは、マナーを守りつつ「ご遺族の負担にならない実用的な品物を選ぶこと」です。たくさんのお供え物が届く中で、手入れが簡単なアレンジメントや、日持ちのするお菓子などは、ご遺族にとってありがたい心配りとなります。
イーフローラの「お盆・初盆のお供え花特集」では、全国のプロの花屋が、ご遺族の手を煩わせない、そのまま飾れる美しいアレンジメントを多数ご用意しております。遠方への配送はもちろん、メッセージカードを添えて送料無料・直接手渡しでのお届けも可能です。心安らぐお花とともに、ご供養の気持ちをお伝えください。
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