お盆・初盆(新盆)のお花コラム「初盆(新盆)の風習とは?地域による違いとお供え花のマナーをプロが解説」2026年

お盆・初盆に手向けるお花

お盆・初盆(新盆)のお花コラム
初盆(新盆)の風習とは?
地域による違いとお供え花のマナーをプロが解説

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故人が亡くなられてから初めて迎える「初盆(新盆)」。ご遺族にとっても、お供えを贈る親戚や親しい方にとっても、通常のお盆より一層丁寧な供養を心がけたい特別な行事です。
しかし、初盆の風習やマナーは全国一律ではなく、地域によって驚くほど異なることをご存知でしょうか。良かれと思って選んだお花が、実はその地域の風習から外れてしまっていたというケースも少なくありません。
本記事では、初盆の基本的な準備から地域ごとの風習の違い、そして失敗しないお供え花の選び方までをわかりやすく解説します。

目次
  1. 初盆(新盆)とは?通常のお盆との違い
  2. 初盆の基本的な風習と準備(迎え火・送り火・盆飾り)
  3. 日本全国でこんなに違う!初盆・お盆の地域別風習
  4. 【プロが解説】風習に合わせた初盆のお供え花の選び方とマナー
  5. 失敗しない!初盆のお供え花選びチェックリスト
  6. まとめ:地域の風習を理解し、故人を偲ぶ初盆を
初盆(新盆)の風習とは?地域による違いとお供え花のマナーをプロが解説

初盆(新盆)とは?通常のお盆との違い

初盆は、毎年やってくる通常のお盆とは意味合いや準備が異なります。

故人が四十九日後に初めて迎える特別なお盆

初盆(はつぼん)は、四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆のことです。地域によっては「新盆(にいぼん・あらぼん)」とも呼ばれます。故人の霊が初めて自宅へ帰ってくるため、親族や親しかった人を招いて法要を営むなど、通常のお盆よりも手厚く供養を行うのが特徴です。

初めて帰ってくる霊が迷わないための「白提灯(白紋天)」

初盆ならではの最も特徴的な飾りが「白提灯(白紋天)」です。通常のお盆では柄の入った盆提灯を飾りますが、初盆の時だけは、故人の霊が迷わず真っ直ぐに家へ帰ってこられるように、清浄な白無地の提灯を玄関や縁側に吊るします。

初盆の基本的な風習と準備(迎え火・送り火・盆飾り)

全国的に共通する、お盆期間中(一般的に13日から16日)の基本的な風習をご紹介します。

13日(迎え盆):迎え火と精霊馬(キュウリとナス)でお迎え

13日の夕方、家の門口でおがら(麻の茎)を燃やして「迎え火」を焚き、ご先祖様をお迎えします。また、キュウリで作った馬(早く帰ってこられるように)と、ナスで作った牛(ゆっくりあの世へ戻れるように)の「精霊馬」を飾る風習も広く知られています。

14日・15日:精霊棚(盆棚)と「五供(ごく)」の教えに基づくお供え

お盆の期間中は、仏壇の前に「精霊棚(盆棚)」という特別な祭壇を設けます。そこへ、仏教の基本である「五供(ごく)」、すなわち「香(お線香)」「花」「灯明(ろうそく)」「水」「飲食(食べ物)」をお供えし、ご供養します。

16日(送り盆):送り火で安らかにお見送り

最終日の夕方には、再びおがらを燃やして「送り火」を焚き、霊が迷わずあの世へ戻れるようにお見送りします。

日本全国でこんなに違う!初盆・お盆の地域別風習

基本的な流れは同じでも、細かな風習は地域によって様々です。

東日本と西日本で異なる盆棚(精霊棚)の飾り方

精霊棚の作り方も地域差があります。東日本では、真菰(まこも)という草で編んだゴザを敷いてお供えをするスタイルがよく見られます。一方、西日本では天井から逆さに笹を吊るしたり、豪華な祭壇を組んだりと、より華やかな傾向があります。

京都の「五山送り火」や長崎の「精霊流し」など独自の風習

地域全体で行われる大規模な行事もあります。京都の夜空に火の文字が浮かぶ「五山送り火」は、壮大な送り火の儀式です。また長崎県では、初盆を迎えた家が提灯や花で飾られた船を引き、故人の霊を極楽浄土へ送り出す「精霊流し」という独自の風習があります

お供えにも地域差が。関西の「しきみ(樒)」の風習

飾るものだけでなく、お供えする植物にも地域ルールが存在します。例えば関西地方や西日本の一部では、仏壇や墓前に「しきみ(樒)」という独特の香りがする常緑樹を供える風習が根強く残っています。

【プロが解説】風習に合わせた初盆のお供え花の選び方とマナー

地域によって異なる風習を踏まえ、失礼のないお供え花の選び方を解説します。

基本は「白上がり」だが、地域や関係性で色を入れることも

「初盆のお花は白菊を中心とした白上がり(白一色)にしなければならない」と思われがちです。しかし花のプロから見ると、必ずしもそうではありません。関西のようにしきみを重んじる地域もあれば、初盆でも寂しくないようにと、白を基調にしつつ淡いブルーや紫、優しいピンクなどの「色花」を入れることを好む地域もあります。一般的なルール以上に、相手の地域の風習やご遺族の気持ちに寄り添うことが最大の配慮です。

お供えで避けるべき花

どんな地域であっても、お供えで避けるべき花があります。バラなどの「トゲのある花」、彼岸花などの「毒のある花」、そしてユリの中でも「香りが強すぎる品種」は、仏事には不向きとされているため控えましょう。

失敗しない!初盆のお供え花選びチェックリスト

ご自身の状況に合わせて、どのようなお花を選ぶべきか確認できるチェックリストをご用意しました。
・自分の住む地域と「同じ」場合:地元の風習に合わせた白上がり、または淡い色合いのアレンジメントを選びます。
・自分の住む地域と「違う」場合:全国の地域事情に精通した花屋に「地域の風習に合わせた初盆用」としておまかせするのが最も確実で安心です。
・お届け先が「ご自宅」の場合:ご遺族の手を煩わせない、花瓶の用意や水換えが不要なアレンジメントが最適です。
・お届け先が「お寺や法要会場」の場合:持ち運びやすいカゴ入りのアレンジメントを選ぶか、会場側に指定(スタンド花など)がないか事前の確認が必要です。

まとめ:地域の風習を理解し、故人を偲ぶ初盆を

初盆の風習は日本全国で驚くほど多種多様です。しかし、どれほど形式が異なっても、根底にあるのは「故人を大切に供養したい」という思いです。相手の地域の風習を尊重し、マナーを守ってお花を選ぶことは、ご遺族に対する一番の思いやりとなります。
イーフローラの「お盆・初盆のお供え花特集」では、全国に広がるお花屋さんのネットワークを活かし、お届け先の地域の風習に合った最適なお供え花をご提案します。地域のルールが分からず迷った時は、ぜひプロにおまかせください。送料無料・直接手渡しで、真心のこもったお花を丁寧にお届けいたします。