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─ 今月のこの花 2009年4月 サクラ ─
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今月のこの花4月
サクラ : バラ科
一説では田の神(サ)と宿る場所(クラ)に由来すると言われる桜。古来より詩歌に詠まれ、現在でも「国花」として愛され続けているだけあり、日本ではヤマザクラ、オオシマザクラなどを基本にして変種をあわせると100以上のサクラが自生しています。また、園芸品種は200以上にもなり、南北に長い日本では3月末から5月にかけて全国でさまざまな桜が楽しめます。
桜の花といえば入学式。その年の気候や桜の種類にもよりますが、入学式が行われる4月上旬に満開となるのは関東地方でしょうか。新入生の初々しい表情にはやわらかく散る桜の花びらが似合いますね。
咲き始めるとあっという間に満開になり花期は短いですが、花びらが散る姿まで美しい、春を告げる日本の代表的な花です。
平安時代に嵯峨天皇が野生の桜を都の御所内に移し、宴を開いたのがお花見の始まりと言われています。その頃のお花見は貴族の娯楽として存在し、庶民には縁遠いものでした。お花見が習慣として庶民にも定着するきっかけとなったのが今から約400年前、桃山時代の「醍醐の花見」です。太閤秀吉が京都の醍醐寺に、近隣から700本もの桜を移植させ、盛大な花見を催しました。その見事な景観を拝もうと繰り出した花見客の行列は約4kmにも及んだとか。日本を象徴する花として古くから愛されてきた桜。現代では夜桜や屋形船からの見物など花見のスタイルも多様化していますが、春の訪れを喜び、儚げな美しさを愛でる日本人の心は今も昔も変わらずに残っているのです。
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2009年
■1月のこの花 フリージア
■2月のこの花 チューリップ
■3月のこの花 マーガレット
■4月のこの花 サクラ
■5月のこの花 バラ
■6月のこの花 アジサイ
■7月のこの花 アサガオ
■8月のこの花 ヒマワリ
■9月のこの花 コスモス
■10月のこの花 ダリア
■11月のこの花 カエデ
■12月のこの花 モミの木
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