モミの木 : マツ科
クリスマスツリーといえば、誰もがモミの木を思い浮かべることでしょう。
ひとことでモミの木といっても、日本のモミとヨーロッパに生息するヨーロッパモミとは異なる樹木だそうです。日本のモミの木の生息地はとても広く、北は秋田から南は屋久島にまで及びます。ヨーロッパモミに比べ、耐暑性に富み、耐寒性がやや弱いといいます。
ヨーロッパではドイツトウヒなどもクリスマスツリーに利用されるとか。いずれも常緑の針葉樹で、成長すると40〜50mにもなる高木ですので、クリスマスツリーに使われるのは幼木です。
クリスマスツリーを飾る習慣はドイツが起源といわれています。
19世紀に欧米に普及し、日本には幕末から明治はじめ頃に伝わったそうです。次第に日本でもクリスマスツリーは12月のお馴染みの風景となりました。従来は常緑の針葉樹にリンゴを模した飾りが一般的でしたが、最近では白いツリーにブルーの飾りをつけたり、毎年様々な趣向があるようです。今年はどんなツリーが流行るのでしょうか?ツリーやイルミネーションを見て街を歩くのもこの季節の楽しみですね。