サトイモ科のカラーは、一枚の紙をくるりと巻いたような形の個性的な花。花びらに見える部分は葉が変化したもので、本当の花は中心部にある「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれる黄色い棒状の部分です。
湿地を好む「湿地性」と水はけの良い地を好む「畑地性」の2種類があります。どちらも風通しを好み、真夏の猛暑と冬の寒さは苦手。3〜4月に植えつければ、初夏には凛とした花を楽しむことができます。
球根の植付け時期は3〜4月。腐りやすいので、球根に殺菌剤をまぶしてから植え付けます。
土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。葉や茎に水がかかると傷みやすいので、根元にあげるようにしましょう。
あらかじめ元肥をしておき、花が咲くまでは月に一度ほど少量の化成肥料を与えます。
花が咲いたら、根元から切り取ってお部屋に飾って楽しんで。存在感のある花なので、細身のガラスの花瓶に1、2輪だけ・・・という飾り方も素敵です。水が腐りやすいので、毎日新鮮な水に取り替えましょう。