「コスモス」という名前はギリシア語の「宇宙」や「秩序」「美しい」という意味の言葉に由来します。メキシコ原産で、日本には明治時代に渡来し、花弁の形が桜に似ていることから秋桜と呼ばれました。一般的なコスモスはピンクや赤、白といった色合いで別名をオオハルシャギクといいます。キバナコスモスやチョコレートコスモスはまた別の種類のようです。
近年では、スキー場や休耕地にコスモスを咲かせ、観光資源としている地域も多いようです。風に揺らぐ姿はとてもやさしく涼しげで、見ているだけでも夏の疲れを癒してくれます。外来種ながら日本の秋にしっとりとなじむ繊細な花ですね。
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飛鳥時代からの由緒がある般若寺は、コスモス寺という愛称を持ち、「関西花の寺25カ所霊場」に登録されたコスモスの名所です。重要文化財に指定される十三重石塔を取り囲むように、約10万本のコスモスが咲き乱れる様は風流な趣があります。9月中旬から10月中旬の土日には、夜のライトアップもあり、ロマンチックな秋の風情を存分に味わえます。
<所在地>
奈良県奈良市般若寺町221
<交通>
近鉄奈良線 近鉄奈良駅からバス12分
<拝観料> 大人500円、中高校生200円、小学生100円
<拝観時間> 9:00〜17:00(ライトアップ期間は19時まで拝観可能)
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詳しくは奈良市観光協会へ
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