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東寺・夜叉神立像への献花の様子

東寺・夜叉神立像への献花の様子

※画像および内容を無断で使用・転載・複製することを禁止します


※夜叉神立像の特別公開、弊社の献花は終了いたしました。
株式会社イーフローラは、京都府・東寺(教王護国寺)にて現在特別公開されている夜叉神立像(やしゃじんりゅうぞう)と不動明王立像へ献花をさせていただいています。

夜叉神立像は、通常、夜叉神堂にまつられていますが、今回の展示にあわせて灌頂院に移して特別公開されています。この灌頂院は、真言宗寺院にとってもっとも重要なお堂のひとつであり、普段は非公開の重要文化財です。
気迫をたたえた夜叉神立像は、約2メートルの雄夜叉(文殊菩薩)と雌夜叉(虚空蔵菩薩)の二体で対をなしています。それぞれを囲むように設置された花台に曼荼羅の世界観を表現した供花を捧げました。

曼荼羅を表現した夜叉神立像への献花

曼荼羅を表現した夜叉神立像への献花

炎を表現した不動明王立像への献花

炎を表現した不動明王立像への献花

また、堂内には平安時代の不動明王立像もまつられています。勇ましくも優美な不動明王立像の左右には、炎を表現した献花を供えています。

いずれの献花にも季節にあわせた花材を中心に使用していますが、そのなかでも意識したことは、和の花を用いるということでした。それにより、仏像と花が調和し、いっそう幽玄な空間となっています。

雌夜叉(虚空蔵菩薩)への献花:「静」のイメージ

雌夜叉(虚空蔵菩薩)への献花:「静」のイメージ

雄夜叉(文殊菩薩)への献花:「動」をイメージ

雄夜叉(文殊菩薩)への献花:「動」をイメージ

雄夜叉(文殊菩薩)には「動」、雌夜叉(虚空蔵菩薩)には「静」の変化をつけながら、対となっていますので、その違いもご覧になってみてください。

献花

夜叉神立像のための献花には、曼荼羅の竹や紙の素材を輪にして曼荼羅の円をかたどり、そこに桐、柿、ナンキンハゼなど季節の枝物、そして芍薬や菊などの花を活けています。様々な植物を幾重にも組み合わせ、様々な色や素材を織り交ぜた花は、生気を宿した曼荼羅図のようです。

献花

不動明王立像に捧げた一対の供花は、紅葉した雪柳や柿色の菊に極楽鳥花などで立ちのぼる炎を、天に向かって連なる赤で舞いあがる火の粉を表現しています。この球はカーネーションや菊の花をはりつけたもの。様々な橙や赤の花をあしらうことで奥行きのある色を織り成し、ゆらめく炎を幽玄的にあらわしています。
※献花のデザイン・制作は、イーフローラ加盟店「J.F.P./NOIR CAFE」竹内美稀さんに協力いただきました。

ほのあかりに照らされた仏像と花が調和し、幽玄な空間に

ほのあかりに照らされた仏像と花が調和し、幽玄な空間に

何百年も息づいてきた仏像の前に、花の命はとても短くはかないもの。 この度の献花も、時間とともに、少しずつ枝葉は枯れ、花びらは一枚一枚散っていくことでしょう。 そうした花が語る無常観もあわせて、感じていただければと思います。
仏像と花の幻想的な共演は、12月4日(日)までご覧いただけます。特別公開期間中は境内ライトアップもおこなわれており、世界遺産・東寺の美しい光景と見ごろを迎えた紅葉も堪能していただくことができるでしょう。秋の京都へお越しの際は、ぜひ東寺へお立ち寄りください。

株式会社イーフローラは、花の需要拡大を目指し、今後も各地での花と緑の魅力を消費者に伝えるイベントや事業を積極的に支援・協力してまいります。

【開催概要】

名称 灌頂院 夜叉神立像 特別公開
場所 東寺(教王護国寺) 京都府京都市南区九条町1番地
当社献花期間 2016年11月21(月)〜12月4日(日)
※拝観時間 午前9時〜午後5時(拝観受付 午後4時30分まで)
※境内ライトアップは午後6時30分〜午後9時30分まで(拝観受付 午後9時まで)
拝観料 大人800円・中高生400円

東寺(教王護国寺)のサイトはこちらから

東寺(教王護国寺)


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