お見舞いの花のお話「お見舞いのマナーについて」

お見舞いに贈る花

お見舞いのお話
お見舞いのマナーについて

お見舞いに贈る花 お見舞いのお話

花には人の心を癒し、元気を取り戻してくれる力があります。ご病気や怪我のお見舞いには、いたわりの花をお贈りしたいものです。
現在、一般客のお見舞いを制限している病院が多いため、ご退院されてからご自宅に退院祝いのお花をお贈りしたり、また、ご家族に宛てて、気持ちがほっと和むようにという想いを込めたお花をお贈りする方が多くなっています。
お怪我やご病気の状態、入院されているのかご自宅療養なのかなど、さまざまなことを配慮したうえで、ご快復を願う気持ちが届くよう、お見舞いの花贈りの際に気をつけたいご注意点やマナーをご紹介します。

お見舞いの花を贈る時期

現在は一般客のお見舞いを制限している病院が多いため、お見舞いや退院祝いの花は、病院宛てではなく、ご退院後にご自宅にお贈りする方が多いようです。
お贈りする時期の目安は、お相手の退院日の1週間から1ヵ月後くらいまで。退院直後は何かと落ち着かないものなので避け、あまりに退院から日が経ってしまってから贈ることも避けます。
あとから入院・退院を知った場合などは、「退院祝い」ではなく、「祝 御快復」(元気になっている場合)や「御見舞い」(自宅療養を続けている場合)などとしてお贈りします。
なお、短期入院の場合は「御見舞い」ではなく「祝 御快復」とした方がよいでしょう。

お見舞いのギフトにおすすめの花

療養中で外気に触れ季節を肌で感じる機会が少ない方には、四季折々その時期に応じた季節感のある花のギフトが喜ばれます。
おすすめのスタイルはアレンジメント。お届け後すぐに飾ることができ、ご本人やご家族の方のお手を煩わせることなくお楽しみいただけます。

また、気軽に飾れるプリザーブドフラワーもお見舞いギフトにおすすめです。軽量で強い香りもなく、枯れる心配や日当たりや水やりの必要もないので、ベッド際にも安心して飾っていただけます。明るい色合いのプリザーブドフラワーは、心も明るくしてくれそうです。

お見舞いの花選びの際のご注意点

お見舞いでは、花鉢(鉢植え)を贈ることは避けましょう。植物の根が「根付く」、すなわち「寝付く」という言葉につながるからです。
また、ホワイト系の花を多く使ったスタイルや、仏花に用いられる菊の花がメインのフラワーギフトは、お悔やみを連想させてしまう場合があるのでできるだけ避けましょう。また、血の色を連想させる真っ赤な花は、手術をされた方にはお贈りしないほうが良いです。
ユリなどの香りが強い花は刺激が強く、好き嫌いがあるため、お見舞いの花としては一般的には避けたほうがよいとされています。

病院へお見舞いに伺うなら

病院にて面会ができる場合は、まず病状を確認し、事前にお見舞いしたい旨を一報し、ご本人やご家族に負担をかけない配慮が必要です。
身内や特別に親しい間柄といったケースを除き、入院直後あるいは手術前後のお見舞いは避けることがマナーです。

お見舞いの時間帯は?

病院には面会時間が存在します。必ずその時間内に伺うようにしますが、午後2時〜3時頃がおすすめです。午前中は食事や検査、リハビリなどを行っている可能性があるため病室に不在なことが多く、またご本人に気を遣わせてしまうことがあるかもしれません。
面会時間は15分程度にし、お相手が疲れず無理のない範囲を心がけましょう。

お見舞いに伺う際の注意点

お見舞いは少人数で伺うことが望ましいですが、どうしても大人数になってしまう場合は、大部屋ではなく談話室や休憩室を利用しましょう。できれば小さな子どもや赤ちゃんは連れて行かない方が良いですが、どうしても連れて行く場合は、子どもには静かにするように言い、病室への入室前にはしっかり手洗い・消毒・マスク着用を徹底しましょう。もちろん大人であっても、手洗い・消毒・マスク着用は必須です。なお、お見舞いの際は香りの強い香水はつけないようにしましょう。
もしご本人が睡眠中などであれば、付添人やご家族の方にお見舞い品を渡します。付き添いの方が誰もいなければ、ナースステーションで預かってもらえないか聞いてみましょう。

お見舞い品で贈りたいもの

お花にプラスして持っていきたいお見舞い品としては、本や雑誌、写真集などといった気分転換ができるものや、オーガニックのスキンケア製品、ハンドクリームなども人気です。
その他、アイマスクやネックピローなどといったリラックス雑貨も喜ばれます。

病院への花のお届けの場合

病院によっては、感染やアレルギー予防の観点から、生花の持ち込みを禁止している場合があります。事前に花の持ち込みが可能であることを確認しましょう。また、お見舞いの花のお届けが行き違いとならないよう、退院のご予定をあらかじめ確認したうえでお贈りしましょう。
病院はスペースが限られているため、大きなものや処理が必要なごみとなるものはなるべく避けたいものです。イーフローラの「手渡しお届け」なら、花屋が花を手渡しで直接お届けするので、配送のための段ボールや緩衝材などが出ません。お届け先様やご家族の方が段ボールを開梱して花を取り出す手間がない「手渡しお届け」は、お見舞いの花に適したお贈り方法です。お見舞いの花贈りは、全国のお花屋さんにおまかせください。