最終更新日:
人はみな“お母さん”から生まれてきました。「母なる大地」という言葉があるように、母という存在が人類を繁栄させ、はるか昔の時代から現在へと生命を繋いできました。“母”がいなければ“今”も存在しないのです。
世の中には、さまざまなかたちの“お母さん”がいます。家族と暮らすお母さん、お父さんとふたり暮らしのお母さん、ひとり暮らしのお母さん、女手ひとつで子供を育てるお母さんなど、そのかたちはお母さんの数だけあると言ってもいいでしょう。
もちろん、想い出になったお母さんも、世の中にはたくさんいます。母の日は、そんなすべての“お母さん”に対してあるものではないでしょうか。たとえば、今生きているお母さんに「ありがとう」を伝えるように、亡くなったお母さんにも「ありがとう」を伝えてみてはいかがでしょう。
想い出になったお母さんにも、同じように母の日はやってきます。「亡くなったお母さんには白いカーネーション」という風習がありますが、決して白いカーネーションだけではありません。お母さんの好きだった花や想い出の花、お母さんに抱く想いを表す花など、贈りたい花を贈ることが大切です。もちろん、赤いカーネーションを贈っても良いのではないでしょうか。
大事なのは、想い出になったお母さんにも、想いをかたちにして表すこと、そして伝えようとすること。それが「母の日」です。きっとお母さんも、あなたのそんな気持ちを優しく見守り、そして喜んでくれるでしょう。
お墓やご仏壇に花を供えることができなくても、あなたの好きなお母さんの写真と一緒に花を部屋に飾るだけでも十分です。お母さんを偲び“想いを心で伝える”時間が大切なのです。
母の日には、想い出になったお母さんへ募る想い、伝えたい気持ちを花に代え偲んでみてはいかがでしょう。それもひとつの、母の日のかたちなのです。