亡くなった母に母の日の花を供える 母の日 花ギフト・プレゼント特集2024年

母の日ギフト特集 母の日には花をプレゼント

母の日のお話
亡くなった母に母の日の花を供える

意外に知らない?母の日
亡くなった母に母の日の花を供える

感謝の気持ちを伝える母の日。天国で見守ってくれているお母さんにも、ご仏壇や墓前で「ありがとう」「元気です」と伝えれば、きっとその想いは届くでしょう。
母の日のお墓参りに、お供えするための花の選び方のポイントなどを紹介します。

母の日は、亡くなった母を追悼することから始まった

亡くなった母に母の日の花を供える

母の日は、日本国内だけでなく世界中で親しまれている記念日です。
母の日の由来については諸説ありますが、アメリカのアンナ・ジャービスという女性の活動がきっかけとなったというものが有名です。
アメリカの南北戦争下で、アンナの母であるアン・ジャービスは、地域の女性たちを結束させ、敵味方問わず負傷兵の看護をし、衣食を提供しました。戦後も公衆衛生活動に尽力し、社会に大きな影響を与えた女性でした。
1907年5月、アメリカ・フィラデルフィアの教会で、アンの娘であるアンナ・ジャービスは「亡き母を追悼したい」という想いから、教会の参列者にアンが好きだった白いカーネーションを配りました。
このお話は、感動とともにアメリカ各地に広がり、1910年にウェストバージニア州知事が「5月第2日曜日を母の日とする」と宣言しました。
さらに、1914年にはアメリカ議会によって5月の第2日曜日が正式に「母の日」と制定されました。
その後、母の日にはお母さんが元気な人は赤いカーネーションを、亡くなっている人は白いカーネーションを胸に飾る習慣が広まります。いつしかカーネーションは、母の日に欠かせない花として親しまれるようになりました。

母の日のお参りにお供えする花

母の日の花といえばカーネーションですが、5月は夏に向かってさまざまな種類の花が咲き誇る時季。母の日のお参りに、お墓やご仏壇にお供えするおすすめの花をご紹介します。

亡くなって日が浅い場合なら

お母さんが亡くなってからあまり月日が経っていないという場合は、静かで厳かな雰囲気のホワイト系の花がふさわしいでしょう。定番はカーネーションですが、白のトルコキキョウやバラ、ユリなどもおすすめです。

定番のカーネーションを贈る

大輪のスタンダード咲きや、小さな花が集まった愛らしいスプレー咲きなど、カーネーションには咲き方や色合いもいろいろなバリエーションがあります。
カーネーションは、色によって花言葉が違います。赤は「純粋な愛」「母の愛」、ピンクは「感謝」、オレンジは「熱烈な愛」「純粋な愛」、紫は「誇り」「気品」、白は「私の愛情は生きている」「尊敬」です。天国のお母さんに伝えたい気持ちや、お母さんを表現するような花言葉でカーネーションの色を選んでみてはいかがでしょう。

生前のお母さんをイメージした花を贈る

墓前やご仏壇にお供えするお花に決まりはありません。そこで、生前のお母さんを思い起こせるような花を選んでみてはいかがでしょうか。
たとえば、いつも明るい太陽のようなお母さんだったのであれば、イエローやオンレジを基調として元気なイメージに。ガーベラやマム(菊)など、愛らしい花を使ったフラワーギフトはいかがでしょう。
物静かで控えめな雰囲気のお母さんだったのであれば、薄いピンクやグリーン、薄紫といった落ち着いた色合いに。バラやトルコキキョウなどのエレガントな花がおすすめです。
もちろん、生前のお母さんが好きだった花をお贈りしても。きっと喜んでくれることでしょう。

美しさを長く保つ花をお供えしたい

お寺や霊園が遠方にあり、お参りに行く機会が少ないので、少しでも長く墓前を華やかにさせたい。そのような場合は、菊などの長持ちする花を選んでお供えすると良いでしょう。菊にもさまざまな種類があります。ダリアと見まごうような大輪の菊や、丸い形が愛らしいポンポンマムなど、形や色により豊かな表情を見せてくれる花です。
菊は葉が多く蒸れやすいうえ、葉が水につかると傷みやすいので、水につかる部分の葉をきれいに取リ除くことが長持ちさせるポイント。花の美しさもいっそう引き立ちます。

お花のほか、お供えの品も大切

お墓参りでは、お花のほか、お線香やお供えの品を持参します。お花を供え、お線香を焚き、お菓子や飲み物などもお供えし、穏やかな気持ちでお母さんやご先祖様と対話をしましょう。

母の日の墓参 ポイントは

母の日は日曜日なので、お墓参りに訪れる人も多いでしょう。お寺や霊園近くの花屋はご供花を買い求める人たちで混雑している可能性があるので、お花は前日までに用意しておきましょう。時間帯によってはお寺や霊園で貸し出してもらえるお墓の掃除用具(手桶や布巾、ほうきなど)が足りなくなっている場合もあります。そうした際に備え、布巾や携帯用のミニほうきなども持参すると安心です。
一般的に「一日の始めに何事よりも優先してお墓参りをすることがご先祖様への礼節となる」という考え方もあるので、朝〜午前中にお参りしてはいかがでしょう。人も少ないので、お母さんとゆっくりお話できそうです。