結婚記念日・結婚祝いのお話「結婚記念日の花の選び方は?」

結婚記念日・結婚祝いに贈る花

結婚記念日・結婚祝いのお話
結婚記念日の花の選び方は?

結婚記念日は、妻や夫、お互いのパートナーに、普段はなかなか言えない感謝や愛を伝える日です。
そんな記念日に彩りを添えるプレゼントといえば、やはり花。ご夫婦お二人の絆をより深めるための、結婚記念日に贈る花についてさまざまなお話をご紹介します。

結婚記念日の由来

婚記念日・結婚祝いのお話 結婚記念日の花の選び方は?

結婚記念日にお祝いをする風習は、19世紀イギリスで始まったと言われています。現在でも欧州では結婚記念日に花やプレゼントを贈ることが一般的です。
一方日本では、昔から「夫婦の絆」より「家同士の結びつき」が重要視されてきたという背景があるため、個々の家庭で結婚記念日を祝う習慣はありませんでしたが、明治天皇がヨーロッパの様式を取り入れ、明治27年に銀婚式にあたる「大婚二十五年祝典」を執り行った頃から、人々の間にも「結婚記念日」という考え方が浸透していきました。
現在では、年に一度の結婚記念日には夫婦や家族で食事に出かけたり、パートナーに花やプレゼントを贈るという方も多くいらっしゃいます。
ともに過ごしてきた年月を振り返り、この先も二人仲良く。そんな願いを込めて、結婚記念日にはご夫婦お二人で楽しめるギフトを選んで贈りあいたいものです。
ギフトにおすすめなのは、やはり花。結婚記念日にはリビングや食卓に飾った花を見ながら、お二人でゆっくりお茶やお食事を楽しんではいかがでしょう。

結婚記念日に贈る花の選び方

結婚記念日に花を贈りたいけれど、どんな花を選べば良いのか迷ってしまう。今の時季にぴったりの旬の花は?ギフトに喜ばれる花は?など、花選びに迷ってしまう方のために、結婚記念日にふさわしい花の選び方をご紹介します。

結婚記念日に贈りたい花:バラ

結婚記念日に贈る花として人気なのは、やはり花の女王・バラです。愛に関する花言葉をたくさん持つバラは、結婚記念日をはじめとする愛のイベントにぴったりの花です。
種類や品種も豊富、花屋でも通年で出回っている人気の花なので、どの時季の結婚記念日でもプレゼントしやすいところが魅力。また、花の美しさはもちろん、その香りも人気です。シャンプーや石けん、ハンドクリーム、香水や化粧品、お香やアロマなど、さまざまなコスメや日用品にもバラの香りが多く使われています。
このように人々に愛されているバラですが、バラの花は、花の色や贈る本数によって込められている意味があります。結婚記念日のギフトにふさわしい花言葉をもつ色は下記です。
・赤いバラ「愛情」「美」「情熱」
・白いバラ「純潔」「尊敬」「私はあなたにふさわしい」
・ピンクのバラ「上品」「可愛い」「美しい」「愛の誓い」
・青のバラ「奇跡」「神の祝福」
・紫のバラ「気品」「上品」「誇り」

また、結婚記念日のギフトにふさわしいバラの本数と、その意味は・・・

結婚記念日に贈りたい花:ユリ

気品ある花を咲かせるエレガントなユリ。世界中で品種改良が行われ、たくさんの美しい品種が次々と生まれており、お祝いのフラワーギフトに人気の花です。結婚記念日であれば、大輪のゴージャスなユリをプレゼントして、お部屋に飾りましょう。
結婚記念日に贈りたいユリの、色別の花言葉は下記です。
・白いユリ「威厳」
・オレンジのユリ「華麗」
・黄色のユリ「陽気」

結婚記念日に贈りたい花:ガーベラ

さまざまなギフトシーンで愛されているガーベラ。明るく愛らしいフォルムが結婚記念日をはじめとするギフトにふさわしく、バラ同様に一年を通して人気のある花です。結婚記念日にバラの花を贈るのは少し照れくさいという方は、ガーベラのギフトを選んでみてはいかがでしょうか。
結婚記念日のギフトにふさわしいガーベラの、色別の花言葉をご紹介します。
・ピンクのガーベラ「感謝」「崇高な愛」「思いやり」
・赤いガーベラ「神秘の愛」「前向き」
・オレンジのガーベラ「冒険心」
・白のガーベラ「希望」「純潔」「律義さ」
・黄色のガーベラ「究極の愛」「親しみやすさ」

結婚記念日に贈りたい花:カーネーション

フリルのような愛らしい姿と豊富な美しい花色で古くから愛されてきたカーネーション。古代ギリシャでは、その可憐な花姿と清らかさから“神に捧げる花冠”としても使われていたそうです。母の日に贈られる花として有名ですが、結婚記念日をはじめとするさまざまなお祝いにも人気の花です。
カーネーションの色別の花言葉は以下の通りです。
・赤いカーネーション「深い愛」「感動」
・ピンクのカーネーション「女性の愛」「美しいしぐさ」「上品」
・オレンジのカーネーション「熱愛」「純粋な愛」
・青のカーネーション「永遠の幸福」

結婚記念日に贈りたい花:コチョウラン

25年目の「銀婚式」や、30年目の「真珠婚式」、50年目の「金婚式」など、節目となる結婚記念日には、品格あるコチョウランのギフトがおすすめです。ご自身の結婚記念日はもちろん、ご両親や義理のご両親の結婚記念日ギフトにも喜ばれます。「美しい淑女」「優雅」「幸福が飛んでくる」など、美や幸せを象徴する花言葉を持っています。
花もちが良いので長い期間美しさを楽しむことができ、大切に育てれば次のシーズンも花を咲かせてくれるかもしれません。

結婚記念日に贈りたい花 季節別のおすすめ

春:チューリップ

早春を告げるチューリップ。プレゼントにおすすめのスタイルは花束です。蕾も花開いた状態も可愛らしく、ふんわりと束ねるとまた愛らしい魅力が増します。赤やピンクのチューリップの花言葉は「思いやり」「愛の告白」「不滅の愛」などです。

夏:ヒマワリ

夏の花といえば思い浮かぶ、明るく元気なヒマワリの花。フラワーギフトとしても人気です。夏に結婚記念日を迎えるご夫婦へのプレゼントには、旬のヒマワリがぴったり。ヒマワリの花言葉は「栄光」「あなただけを見つめる」「憧れ」などです。

秋:ダリア

フラワーギフトとして一年を通して手に入る人気の花ですが、ダリアの旬は秋。季節感を取り入れた結婚記念日のギフトとしておすすめです。秋らしい深い色味のダリアをお贈りしてはいかがでしょう。花言葉は「華麗」「優美」「豊かな愛情」などです。

冬:シクラメン

少し変わり種ですが、冬の結婚記念日のギフトにシクラメンの鉢植えはいかがでしょう。ハート型の葉や、下向きに楚々として咲く可憐な花が、愛のギフトにぴったりです。花言葉は「きずな」「清純」「思慮深い」などです。

結婚記念日に贈りたい花 花のスタイルで選ぶ

花束やアレンジメントなど、結婚記念日に贈りたい花のスタイルをご紹介します。

花束

花束とは、花を形よく束ねてラッピングやリボンなどをあしらったフラワーギフトです。大きさや、使われている花はさまざま。花びんに活けたり、小分けにして複数の場所に飾ったりと、プレゼントされた方がお好きな形で楽しめるところが魅力です。花が好きな方にはもちろん、普段花に接する機会が少ない方にも喜んでいただけます。
飾る際は、水につかる葉や余分な葉を取り除き、花びんの水はこまめに取り換え、茎を水切り(水中で茎を切って、空気が入り込こむことや乾燥を防ぐ)すれば、花が長持ちします。

アレンジメント

アレンジメントとは、吸水性の良いスポンジをセットした花器に、花を挿してデザインしたものです。バスケットや陶器、ブリキの器など、器に合わせてセンス良く花が活けられているため、花びんがなくてもそのまま飾ることができます。お手入れは吸水スポンジが乾かないようこまめに水をあげるだけと手軽なことも魅力です。

花鉢

土の入った鉢に、根のついた花を植えたものが花鉢です。花を長期間楽しむことができ、また種類によっては大きく成長し、次のシーズンも美しい花を咲かせます。お庭のあるお宅や、ガーデニングがご趣味のご家庭であれば、結婚記念日に花鉢のギフトがおすすめです。ご夫婦で成長の過程を楽しんでみてはいかがでしょう。

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーは、生花から水分や色素を抜き、特殊な薬品や着色料を吸わせ長い間楽しめるように加工した花です。水やり不要なので、お忙しいご家庭へのプレゼントにも最適。長期の旅行中に枯れてしまう心配もありません。日の当たらない部屋にもインテリア感覚で飾れるため、ギフトに人気です。

結婚記念日の呼び方あれこれ

結婚記念日には、その年数ごとに名前が付いています。これは結婚記念日発祥の地と言われるイギリス由来の呼び方です。呼び名を辿っていくと、夫婦の絆が年月を経て強い結びつきへと変化する様子を表しているようで興味深いですね。
それぞれの記念日にはその名にちなんだ贈り物をする習慣があります。たとえば新婚1年目の「紙婚式」なら手帳やレターセット、10年目の「錫(すず)婚式」なら錫製の食器類、30年目の「真珠婚式」は真珠のアクセサリーやカフスなど、そして60年ともなると、高価な「ダイヤモンド婚式」となります。周年それぞれのプレゼントの品に花を添えてお互いに贈り合えば、想い出に残る結婚記念日になりそうです。