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100歳のお祝いには紀寿・百寿がありますが、それ以上の年齢をお祝いする長寿祝いがあることをご存知でしょうか。
現在では、高齢化・長寿化が進んでおり、中には100歳を超えてもお元気で過ごされる方もいらっしゃいます。100歳以上の節目となる、茶寿(ちゃじゅ)、皇寿(こうじゅ)、大還暦(だいかんれき)について、それぞれの由来、どんなプレゼントをお贈りすべきかなどをご紹介します。
2024年時点で、日本一の長寿の方は兵庫県在住の糸岡富子さん(116歳)です。
日本の100歳以上の方は現在7万人以上と言われており、今後も医療の発達により、最年長記録が更新されていく可能性は十分にあるでしょう。
茶寿は、数え年で108歳を祝う長寿祝いです。茶寿の由来とは、「茶」の文字が「八十八」のうえに「十」が二つ並んでいるように見えることから、「88+10+10=108」で108歳をお祝いする年としての呼び名になったと言われています。
皇寿は、数え年で111歳を祝う長寿祝いです。皇寿の由来は、「皇」という漢字の上下を分解して、「白」は99歳を祝う時期を意味する白寿、「王」は「十」の上下に「一」をつけたものと考え、「99+10+1+1=111」となるため、111歳をお祝いする年の呼び名になったとされています。
大還暦は、数え年で120歳を祝う長寿祝いです。60歳の還暦の倍生きたことになるため、2度目の還暦という意味で、大還暦と呼ばれるようになりました。
長寿祝いは、100歳をお祝いする紀寿・百寿まではテーマカラーと呼ぶべき色が定められていましたが、茶寿・皇寿・大還暦については、贈り物の色は特に定められていません。そのため、お祝いされる方の好みの色合いの贈り物を見繕うと良いでしょう。
プレゼントとしては、紀寿・百寿までは、ちゃんちゃんこ、頭巾、扇子、座蒲団などが好まれましたが、茶寿以降は「いつまでもお元気で」という想いを込めて、お花のギフトとともに、メッセージカードやご家族の写真をたくさん貼ったアルバムなどがおすすめです。
お花のスタイルは、花束やアレンジメントはもちろん、長寿・繁栄の願いを込めたプリザーブドフラワーなどが喜ばれます。