年度の変わり目は、歓送迎や送別会が多くなります。お世話になった人とのお別れもあれば新しい人との出会いもあるシーズンです。歓送迎や送別会、退職祝いに欠かせないギフトといえば、やはり花。「ありがとう」「お疲れ様でした」のメッセージを込めて贈るフラワーギフトは、どのように選べばいいのでしょうか。
歓送迎や送別会・退職祝いに贈る花の選び方やマナーなどをご紹介します。
送別会や退職祝いのセレモニーに、花のギフトは欠かせないものです。転勤や転職などで新天地へ羽ばたいて行く方には激励の意味を込めて、また定年退職される方には、今までの功績をたたえ「花道を飾る」という意味を込めて花が贈られます。記念の写真撮影の時に花束があると、場も華やぎ、思い出に残る送別の場となります。
さまざまな想いをのせて贈られる花は、心持ちが大きく変わる“けじめ”のような意味を持つのではないでしょうか。だからこそ、送別会や退職祝いといった節目には花を贈るという慣習が大切にされてきたのです。
送別の花に明確な予算の決まりはありませんが、転勤や異動か、転職か、または定年退職かなど、花を受け取る方の立場や年齢に合わせた花をお贈りしましょう。
課や部署、チーム内で有志から募って花をお贈りする場合、定年退職される上司であれば5,000円〜10,000円、異動や転職などをする同僚であれば3,000円〜5,000円程の花がおすすめです。
個人的にお贈りする場合は、3,000円〜5,000円の花が目安となります。
「今までありがとうございました」「これからも頑張ってください」といった気持ちを込めてお花を渡す時、どのようなマナーがあるのか、どんなタイミングで渡せば良いのか、またお贈りする花の種類など、いくつかポイントがあります。歓送迎セレモニーのシチュエーションによっても花を選ぶ際のポイントは異なるので、状況に合わせた花をお贈りしましょう。
オフィスのフロア全体で行われる送別セレモニーや大人数が参加する送別会など、会場が広い場合は、遠目から見ても華やかで豪華さのある花束がおすすめです。
一般的には、退職者が挨拶した後にフラワーギフトの贈呈が行われるので、それまでに花束を渡す準備をしておきます。花束を入れる持ち帰り用の手提げ袋も用意しておき、セレモニー後にお渡しすると良いでしょう。
少人数のチームや、親しい同僚間で催される送別会などの場合は、贈られる方の好みを考慮したフラワーギフトが喜ばれそうです。花束はもちろん、アレンジメントやプリザーブドフラワーといった選択肢も。アレンジメントは、花びんがなくても手軽に飾れるところが魅力です。プリザーブドフラワーは、お手入れいらずで美しさを長く楽しんでいだけます。ブルーやグリーン系といったさわやかな色合いも選べるので、男性へのギフトにもおすすめです。
個人的に花を贈る場合は、贈られる方のお好きな花や色合いを事前にさりげなくリサーチしておくと良いかもしれません。あいさつ回りなどで忙しく荷物も多くなりがちな最終出社日はできるだけ避け、数日前などにお贈りすると喜ばれます。
仕事の都合で送別会に出られず、きちんとご挨拶できなかったので、改めて花を贈りたい。そんな時はご本人の了承を得て、自宅へお届けしても良いでしょう。もしも花がお好きな方で、お庭があるお宅であれば、花鉢のギフトはいかがでしょうか。
華やかさと気品をあわせ持つ、歓送迎・送別会・退職祝いにふさわしい花をご紹介します。それぞれの花の花言葉も参考にしながら選んでみても良いですね。
誰もが知る花の女王・バラは、華やかさが求められる歓送迎・送別会・退職祝いにふさわしい花です。オレンジ色のバラの花言葉は「絆」「信頼」。仲の良い同僚へのギフトにいかがでしょう。また、「心からの尊敬」という花言葉を持つ白いバラは、上司へのギフトにおすすめです。
元気で可愛らしい印象を与えるガーベラは、豊富なカラーバリエーションでも知られています。ガーベラ全体の花言葉は「希望」や「常に前進」といった前向きな意味を持ち、歓送迎・送別会・退職祝いにぴったりの花です。ガーベラには色ごとにも花言葉があります。たとえば、赤は「限りなき挑戦、オレンジは「冒険心」「忍耐強さ」、白は「希望」、ピンクは「思いやり」です。ガーベラのメリットは、1年を通して手に入れやすいこと、価格が比較的お手頃な点です。
小さな白い花をたくさん咲かせるかすみ草は、大輪の花を引き立てる名脇役としてよく使われます。花束やアレンジメントに取り入れやすく、その人気も高い花です。かすみ草の花言葉は「感謝」や「幸福」といった素敵な意味を持っており、退職祝いの贈り物として最適ではないでしょうか。
トルコキキョウは、フリルのように美しい花びらが特徴のお花です。花言葉は「感謝」「希望」「清々しい美しさ」といった前向きな意味が込められており、退職祝いだけでなく、結婚式などさまざまなお祝いのシーンでよく使われます。さらに、トルコキキョウには青い色のバリエーションがある点も魅力的です。青い花は種類が少ないため、もし青を取り入れたい場合には、トルコキキョウを選ぶのがおすすめです。
華やかな美しさを持つダリア。白のダリアには「感謝」という意味の花言葉があり、これはフランス革命の頃、革命運動へのねぎらいや感謝を込めて贈り合う風潮にちなみます。旅立つ方に気持ちを伝えるのにふさわしい花です。
品種改良がすすみ、通年でも手に入るようになってきたため、さまざまなギフトに使われる人気の花です。
凛とした気品ある花を咲かせるユリ。白いユリの花言葉は「威厳」、年長者の退職祝いの花におすすめです。白以外にも、品種によって赤、ピンク、イエローなどがあります。
春に贈るなら、スイートピーを使った送別会のフラワーギフトも素敵です。「門出」「また会おう」「優しい思い出」といった花言葉があります。これは、スイートピーの花弁が、まるで蝶が飛び立つような形をしていることが由来と言われています。送別会、退職祝いなどにぴったりの花です。
鮮やかな色味と反り返ったような咲き姿が特徴的なグロリオサは、「栄光のユリ」「炎のユリ」などとも呼ばれており、フラワーギフトとして人気の花です。花言葉はユリと同じ「威厳」。上司や定年退職を迎える年長者にふさわしい花です。
ネリネも反り返るような美しい咲き姿が特徴的です。ダイヤモンドリリーとも呼ばれます。「また会う日まで」「華やか」「輝き」といった花言葉を持ちます。新しい世界へと踏み出す方への応援エールとして贈りたい花です。
花束やアレンジメントなど、歓送迎・送別会・退職祝いのお花にはどのようなスタイルがふさわしいのでしょうか。
退職祝いに贈る花の定番スタイルといえば、複数の切り花を束ねてラッピングした花束です。花束のメリットは、手軽に持ち運べる点にあります。特に職場や送別会で贈る際、相手がそのまま自宅に持ち帰ることを考えると、運びやすさは重要なポイントです。
アレンジメントとは、花器に吸水性のスポンジ(オアシス)を入れ、そこにお花や葉っぱなどさまざまな植物を挿して作り上げた飾り付けのことです。退職祝いのギフトとしては、花束に次いで人気があります。受け取った相手が、そのまま自宅で手軽に飾れるのが魅力です。花束と異なり、飾り直す必要がないため、相手の家に花器があるかどうかを気にせず贈ることができるのが大きなメリットです。一方で、アレンジメントは吸水スポンジや花器を使用するため、花束に比べて多少重くなります。特に荷物が多くなる最終出社日などに贈る場合は、持ち運びしやすい手提げ袋を一緒に渡すとよいでしょう。
スワッグとは、「植物の花や葉などを束ねて壁に掛ける飾り」を指します。一般的には、花束を逆さにしたような形がスワッグの特徴として広く知られています。花束との違いは、壁に掛けやすいよう背面が少し平らに作られている点です。持ち運びが簡単で、家に帰ってそのまま壁に飾れるスワッグは、退職祝いのギフトとして特におすすめです。通常、ドライフラワーやプリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー(造花)で作られるため、水やりなどの手間が不要で、生花よりも長く楽しめるのが大きなメリットです。
歓送迎の花選びに迷ってしまったら、「お贈りする方のイメージ」と「カラー」で選ぶ、という方法もあります。
たとえば、女性の同僚や先輩へのギフトなら、華やかな赤やピンク系の花をたくさん使った愛らしいフラワーギフトが喜ばれそうです。男性の上司などにお贈りするのであれば、同じ赤やピンク系でも、ぱっと鮮やかな色味よりスモーキーで落ち着いた色味のほうがお似合いになると思われます。ブルーやパープルの花や、グリーン類などをポイントに使ったフラワーギフトも良いでしょう。ラッピングの色やリボンの色も、できればシックで落ち着いた色を選びましょう。
若い男性へのギフトであれば、イエローやオレンジ系で元気なイメージのフラワーギフトがおすすめです。花も、バラやユリといった大人っぽいものよりも、ガーベラやカーネーションで華やかさや明るさを前面に出したものが良いでしょう。
色合いや旬の花、ギフトに人気の花のことなど、お近くの花屋のスタッフにもぜひお気軽にご相談してみてください。
送別の花贈りの際に、相手の方に喜んでいただけるちょっとした心遣い。そのポイントをご紹介します。
送別のフラワーギフトには、寄せ書きやメッセージカードを添えると喜ばれます。複数人分の花がある場合は、取り違えが起こらないようお名前を書いた紙などを付けて管理しましょう。
可能であれば、先にご紹介したような、送別にふさわしい素敵な花言葉を持つ花をさりげなく入れたフラワーギフトを用意しましょう。お渡しする際に「花言葉は○○ですよ」と教えて差し上げると、受け取った方の喜びもいっそう大きくなりそうです。
白い花は清潔感があり清楚な印象ですが、白一色のフラワーギフトは「弔事」と取られることもあります。白を基調にする場合は、ピンクやイエローなどの差し色や、葉もののグリーンなどを入れることをおすすめします。
特に2月〜4月の歓送迎のシーズンは、お祝いや送別の花を求める人々で花屋の店頭も大変混雑します。送別や退職祝いの花は、事前に余裕をもって手配しておくと安心です。
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また、イーフローラの「来店予約」は、ご自宅または会場近くの花屋に来店の予約をしていただくと、お約束のお日にち・お時間までにご希望の花をご用意できる便利なサービスです。当日はお待たせすることなく、店頭でスムーズに花をお渡しいたします。WEBからのご予約後に花屋から確認のお電話をいたしますので、その際に花についてご相談いただけます。ご来店10日前からご予約が可能です。
歓送迎・送別会・退職祝いの花贈りは、イーフローラにおまかせください。
(※1)地域により手渡しお届け可能商品が限られる場合があります。また、一部特別配送料を承る地域やお届けできない地域があります。
(※2)お届け先をレストラン、オフィス等の会場や施設とされる場合は、受け取り可能であることをあらかじめ施設側にご確認ください。受け取る方がいない場合、商品の性質上お届けができない場合がありますのでご注意ください。
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