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世の中には数えきれないほどの花があり、それぞれの花が、それぞれ意味の込められた花言葉をもっています。たとえば、赤いバラの「真実の愛」などは有名な花言葉です。ここでは、そんな花言葉についてご紹介します。
花言葉のはじまりは、オスマントルコ時代の17世紀。当時イスタンブールでは、その花が持つ印象やイメージを言葉に代え、花に添えてメッセージとする「セラム」という風習があったそうです。たとえば「愛している」という花言葉をもつ花と「優しさ」という花言葉の花を贈って「やさしいあなたを愛している」という想いを伝えるというとてもロマンチックなものです。
その後、花言葉はヨーロッパ各地に広まっていき、1819年フランスのシャルロット・ド・ラトゥールによる 「Le Langage des Fleurs(花の言葉)」という本で800以上の花言葉が紹介されたのを機に、フランスやイギリス、アメリカでも流行し、やがて世界中に広まっていきました。
それから、かれこれ300年以上。花言葉には古い歴史があったのです。
そんな花言葉ですが、ひとつの花について花言葉はひとつではありません。花言葉が世界中に広まっていく過程で、その土地ならではの歴史や宗教観、文化や風習、神話などと結び付き、いろいろな花言葉が派生したり付け加えられたりして今に至るからです。 花に対する解釈や思い入れは、それぞれの国によってさまざま。その美しさと不思議な魅力で、どの時代、どの国でも人々を癒してきた花は、各民族にとって思い入れも特に深く、心を象徴する「象徴言語」的な役割を担ってきたということなのでしょう。
さまざまな国や時代でそれぞれの想いを受け止め、現代にまで伝わっている花と、その花言葉。そんな花に想いを込めて、年に一度の父の日にお父さんにプレゼントしましょう。
父の日に贈るフラワーギフトにぴったりの花、それぞれの花言葉をご紹介します。
黄色いバラ「献身」「可憐」「友情」
赤いバラ「真実の愛」「恋」
白いバラ「尊敬」「純潔の愛」
「愛慕」「敬慕」「熱愛」「輝き」「情熱」
赤いガーベラ「神秘」
ピンクのガーベラ「崇高美」
黄色のガーベラ「究極美」
「無垢」「威厳」
「幸福が飛んでくる」「優雅」「ラグジュアリー」「純粋な愛」
父の日に贈りたい花言葉は見つかりましたか?普段は照れくさくてなかなか伝えられない言葉は、ぜひ花言葉に託してお父さんへお贈りしましょう。
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