春の便りを告げる花。桃の節句に桃の花と一組にして飾るという習わしは江戸時代からの風習として現在にも伝えられています。
日本の自然の中で菜の花とともに楽しめるピンクの花は実は桜のようです。千葉県の房総半島南部では、1月から菜の花が咲き始め、3月下旬から4月上旬には桜の開花を待っていたかのように美しいコラボレーションが楽しめます。
また、もともとジャガイモの連作障害を防ぐために菜の花の栽培を始めた青森県は今や栽培面積が日本一。同県横浜町では平成3年から毎年「菜の花フェスティバル」を開催しており、「美しい日本のむら景観コンテスト」で農林水産大臣賞に選ばれるほどの美しさを誇っています。 5月には一面の菜の花を見に全国から観光客が押し寄せるそうです。