─お盆・初盆のお供え物の意味 お盆・初盆に手向ける花2017年─

お盆・初盆に手向ける花
お盆・初盆のお話

お盆・初盆のお供え物の意味

お盆・初盆のお供え物の意味

お盆や初盆でのお供え物は、花・水・食べ物・香・明かりの5種類を用意する「五供(ごく)」が基本とされていますが、その内容や供え方というのは、地域や宗派などによってさまざまです。
全国的にも比較的よくみられるもので、独特の意味をもつお供え物をいくつかご紹介します。

精霊馬(しょうりょううま)

お盆・初盆に用意される精霊棚や仏壇には、茄子やきゅうりに割り箸・マッチ棒などを差し、トウモロコシの毛を尾のように見立てて馬と牛を模した「精霊馬(しょうりょううま)」をお供えすることがあります。
これは、ご先祖様の精霊がこの世とあの世を往来するための乗り物として作られるもので、「やって来るときはきゅうりの馬に乗って早く来ていただき、帰っていくときは茄子の牛に土産物を乗せて、ゆっくりと帰っていただく」といった、供養の意味が込められています。

百味飯食(ひゃくみおんじき)

地域によっては、イモの葉の上に きゅうりや茄子をみじん切りにした物を洗い米と混ぜた「ミズノコ」を作り、もう一つの違う器に水を入れて、萩の箒を浸し供物にそそぐというお供え物があります。
これは、「百味飯食(ひゃくみおんじき)」と呼ばれ、無縁の精霊、また万霊に対して供養を捧げるという意味があるそうです。

そうめん・団子

仏前のお供え物として、季節の野菜や果物、そうめん、故人の好きだった食べ物、またお餅やお団子などがよく置かれます。この中で、たとえばそうめんには、「子孫が長く繁栄するように」という意味や、「喜びを長く細く」といった縁起かつぎの意味があるとされます。
また、16日に置かれる送り団子には、「六地蔵様にお供えする」として六つを供える、という意味があるそうです。

毎年あたりまえの行事として迎えているお盆ですが、このようにそれぞれのお供え物がもつ意味を知ると、日本の慣習の奥深さというものを改めて感じます。
ここでご紹介した以外にも、お盆のお供え物も全国にはまだまだたくさんあります。お盆を迎える前に、ご自分の地域のお供え物の意味を調べてみてはいかがでしょうか。

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