敬老の日のお話「お年寄りを敬う日いろいろ」敬老の日に贈る花2024年

敬老の日に贈る花 イーフローラの「敬老の日ギフト特集」

敬老の日のお話
お年寄りを敬う日いろいろ

現在、2024年9月16日(月・祝)の敬老の日に向けて特集を企画中です。2024年の敬老の日特集をお楽しみに!

最終更新日:

お年寄りを敬う日はこんなにたくさん

長寿を祝い感謝の意をあらわす「敬老の日」ですが、日本には他にも、目上の方にとって特別な「賀寿祝い」をする日があります。
「賀寿祝い」とは、その方の長寿を喜び、ずっと元気でいてほしいという願いを込めて祝う昔からの習わし。その歴史は奈良時代にまでさかのぼり、天平12年(740年)、僧の良弁が金鐘寺で僧や審祥を招き、華厳経をあげて聖武天皇の40歳をお祝いしたのが始まりと言われています。
また、江戸時代の「賀寿祝い」は、本人が「寿」の字を書いた餅などを親戚や知人に配ったのだとか。
昔は節句に祝うことが多かった「賀寿」ですが、現在ではご本人のお誕生日や敬老の日に祝うことが多いようです。そんな「賀寿」を祝う年齢とその由来をまとめました。

お年寄りを敬う日いろいろ

還暦(かんれき) 60歳

十干十二支が一回りし、生まれた年の干支に戻ることから「本卦還り(ほんけがえり)」とも呼ばれる還暦。「ますます元気に」という願いを込めて、数え年で61歳、満60歳に祝われます。赤ちゃんに還るという意味と、魔除けの赤ということで、赤いずきんやちゃんちゃんこ、座布団などを贈るのが一般的です。
平均寿命が伸びた現代、この年齢ではまだまだ元気な方も多く、長生きを祝うというよりは「ますます健康でいられるように」という意味を込め、特別に賑やかな誕生祝いをするといったケースが多いようです。

古希(こき) 70歳

古希のいわれは、唐の詩人「杜甫」の『人生七十古来希なり』という詩に由来したもの。現在では、かつての還暦に匹敵するものと考えられています。
還暦の場合、まだまだ本人も現役で長寿祝いという意識があまりないことも多いですが、古希からはきちんと席を設け、家族や親族が集まり盛大にお祝いする場合もあります。古希祝いの色は「紫」。贈り物をする場合は、どこかに紫を意識しても良いでしょう。

喜寿(きじゅ) 77歳

喜寿は「喜の字の祝い」とも言い、「喜」の字の草書体が「七十七」に通じるところから、そう呼ばれるようになったもの。男性にとっては平均寿命を過ぎる頃でもあり、お祝する側もお祝いされる側も、やはり感慨深い行事といえるのではないでしょうか。
また喜寿祝いの年齢にもなるとさすがに現役を引退する方も多く、本人も素直に長寿を喜べる意識があるかと思いますので、やはり心を込めてお祝いをしてあげたいものですね。

傘寿(さんじゅ) 80歳

「傘」の略字は、縦書きの「八」と「十」に見えます。これが八十と読めるところから、80歳のお祝いは傘寿になったそう。現代では80歳ともなると本当の意味での「長寿祝い」ともいえるので、健康で長生きしてこられたことを家族や親族、親しい人たちで盛大にお祝いしたいものですね。
またこの頃になると、現役が長かった方でも、様々な面で次の世代へバトンタッチするタイミングに差しかかるのではと思います。傘寿のお祝いを、今までお世話になった方々をお招きし「これまでのご恩に感謝する会」にするというのも、有意義ことではないでしょうか。傘寿の贈り物には、漢字にちなんで傘を選ぶケースもあるようです。 また、お祝いの色は「金茶色」「紫色」などの説もあります。

米寿(べいじゅ) 88歳

「米」という字を分解すると八十八になること、また末広がりの八が重なることから、88歳のお祝いは米寿と呼ばれています。近親者や縁者などを招いて祝宴をし、参加者に、桝と斗掻や火吹竹を贈るという習慣があったそうです。
平均寿命の延びた現代でも、88歳まで健康で長生きできるということは尊敬に値し、家族みんなの幸せでもあります。負担のかからない範囲で、ぜひ盛大にお祝いしましょう。
米寿の色は「金茶色」とされており、金茶色を使ったプレゼントがよく贈られます。また、お米にちなんだ商品を贈るケースも多いようです。

卒寿(そつじゅ) 90歳

「卒」の略字は、縦書きの「九」と「十」に見えます。これが九十と読めるため、90歳のお祝いは「卒寿」になったそう。卒寿の色は「紫」なので、紫のちゃんちゃんこや座布団、頭巾などを贈るのが一般的。座布団には、鶴亀や「寿」など縁起のよい模様が入ったものが喜ばれるようです。
その他にも、日本茶・湯のみセットや日本酒、福寿徳利、また硯箱や毛筆、翁人形、高砂掛け軸、盆栽などが、卒寿の贈り物として挙げられます。年齢を考え、お祝いの会などはご自宅で行うのがお薦めです。

白寿(はくじゅ) 99歳

「白」という字に一を足すと「百」になることから、99歳のお祝いは「白寿」となりました。他の「賀寿祝い」と同様に、家族や親族、親しい知人などが集まってお祝いするのが一般的です。
贈り物は、白寿大頭巾、白寿祝着(ちゃんちゃんこ)、白寿祝扇など、白を基調とした物を贈ることが多いようです。

百寿(ひゃくじゅ) 100歳

その字が表す通り100歳をお祝いするものです。100年は1世紀をさすことから、紀寿(きじゅ)と言う場合もあります。「百」は「もも」とも読めることから、桃色がお祝の色として用いられることが多いようです。ピンクを基調とした華やかなフラワーギフトをお贈りすると喜ばれそうですね。


長寿を祝うたくさんの機会があることは素敵なことですよね。まずは今年の敬老の日、大切なあの人に感謝の気持ちを込めて花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。